副作用防止のためのケア剤
筋肉増強剤アナボリックステロイドを長期的に利用すると下記の副作用を気にしないといけません。
主な副作用と対策のための医薬品をご紹介します。
副作用その1:DHT の増加(頭髪の減少、肌荒れ、体毛の増加、前立腺肥大)
対策 : プロスカー/プロペシア
メモ:頭髪が薄い方御用達のお薬ですね。これらの主成分であるフィナステリドは、体内で男性ホルモンに影響し筋肉増強剤の使用を隠す効果があったが、2009年、分析技術の発達によりフィナステリドを服用してもアナボリックステロイドの使用を見分けることが可能となったため、世界アンチ・ドーピング機関は使用禁止リストから除外した。
副作用その2:女性化作用(乳房肥大、脂肪の増加、性欲の減少)
対策 : ノルバデックス/アリミデックス
副作用その3:テストステロンの自然分泌力の低下(要するに、自分の睾丸で男性ホルモンを製造する能力が落ちないようにするための対策が必要)勃起不全、睾丸収縮
対策 : クロミッド,HCG
クロミッドは、アナボリックステロイドのサイクル終了1週間前から飲み始めるようです。HCG (性腺刺激ホルモン)は、注射剤です。注射針は個人輸入困難なので、HCGはクリニックで注射してもらうしかないかもしれません。クロミッドは錠剤タイプで個人輸入できるので、手軽に服用できます。
ステしてる皆さん。ケア剤、クロミッドは確実に必要ですよ。
サイクロフェニール Cyclofenil
サイクロフェニールはアナボリックステロイドではなくクロミッドやHCGとほぼ同じ働きをするホルモン剤。 10年くらい前まで日本でも個人輸入代行業者が取り扱っていたので、知っている人もいるかもしれない。
クロミッドやHCGと同じような働きをするので、正常は人が利用するとテストステロンレベルと同時にエストロゲンレベルも上げてしまうので副作用として女性化乳房になる場合がある。
もちろん睾丸機能が低下しているアナボリックステロイド利用者が利用する場合はテストステロンのレベルしか上げないので女性化乳房にはなりにくい。
使用量400〜600mg
筋肉増強剤の副作用防止
男性ホルモン剤・アナボリックステロイドの過剰な摂取により、さまざまな副作用が出てくる。過剰な摂取を行うと自身のテストステロン分泌が抑制されてしまう(睾丸機能低下)。
副作用で勃起不全などの副作用が強く出た場合は、病院で検査するのが理想。少なくとも医療機関を受診する際にテストステロン、フリーテストステロン、エストラジオール(E2)、LH、FSHの測定は重要。
男性ホルモン剤・アナボリックステロイドの大量投与により血清中のテストステロン、遊離テストステロンの濃度が極端に低下することがある。
そのようなとき、さまざまな副作用が起こっている。睾丸の萎縮、勃起不全(ED)、女性化乳房、精子が減るなどの生殖の問題、うつ、無気力などの精神神経系の問題が起こってくる。
重篤なのはアナボリックステロイドの投与を中止後も自身のテストステロンの分泌能が回復しないケースもあることである。
このようなことを防ぐために、アナボリックステロイド利用者はステロイドサイクル中にHCGやクロミッド、アリミデックスなどの併用を行い、自身のテストステロン分泌を抑えようと試みている。
しかしながら、HCGやクロミッド、アリミデックスの投与量や時期が適切でないために、効果が認められないことが多い。
したがって、病院や診療所において、医師と相談するのが確実である。
クロミッドや、HCGの投与量・投与回数が少ない場合がある。
医師により、減少していたテストステロン、フリーテストステロンの値は正常値下限まで回復し、さらに副作用も軽減した事例が多い。
重篤な副作用には、やはり専門家による治療が望ましい。
筋トレ(筋力トレーニング)愛好家に健康被害が広まっている恐れがあるとして、厚生労働省が筋肉増強剤「アナボリックステロイド」の利用状況や流通経路などの調査に乗り出した。同剤は肝機能障害や生殖機能低下などの副作用があり、実際に被害も報告されている。インターネットで容易に海外から購入できるため、同省は危険性が高いと判断した場合、輸入規制も行う考えだ。
引用:https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20190905-OYTET50003/